特定非営利活動法人日本ウミガメ協議会付属

ステッカー(協議会アオロゴ) [更新済み].jpg

仲本海岸のシュノーケリング

観光客からのお問合せの多い、仲本海岸のシュノーケリングと安全管理について

仲本海岸の魅力

P3150004.JPG
 黒島の仲本海岸は八重山を代表するシュノーケリングポイントと知られています。その魅力は岸から手軽にエントリーでき、多くのサンゴや魚を見れることです。
k-571.jpg
 運がよければ大きなエイやカスミアジなどを、リーフの内側でも見ることができます。さらにニモで有名になったカクレクマノミ、コバルトブルーに輝くルリスズメダイ、鮮やかなチョウチョウウオなどは普通に泳いでいます。干潮のときならば泳ぐ必要もなく、岸から水中を覗き込むだけで見れます。

アクセス

アクセス.jpg

黒島港からは約2.5kmあります。歩くには少し遠いので、レンタサイクルがお勧めです。レンタサイクルは港近くで借りることができます。黒島に宿泊する方なら、自転車は民宿で貸し出している場合があります。多くの民宿がある仲本集落からなら歩いて数分です。

施 設

P6110010.JPG

東屋とトイレ・シャワーがあります。食堂はちかくの仲本集落と宮里集落にあります。なお集落内は生活の場です。必ず服をきて移動してください。シュノーケリングの器材は、島内のダイビングショップと当研究所で有料で貸し出しています。

地 形

P5030182.JPG

岸からコンクリートの道の伝って砂浜におります。砂は真っ白で、サンゴや貝殻などで出来ています。仲本には発達したリーフとワタンジがあります。リーフとは島を囲む自然の堤防です。ワタンジとはそのリーフと岸をつなぐ浅い場所です。干潮のときならば岸から歩いてリーフに渡れます。これも仲本海岸の特徴です。リーフの上にはカニやウツボなど様々な生物を見ることができます。大潮のときなら干上がったサンゴを間近で観察できます。

安全対策
潮位と海流

P6090003.JPG満潮
P6120001.JPG干潮

 海は毎日水位と流れが変化します。水位が高いときを満潮、低いときを干潮と呼びます。満潮と干潮は一日に2回ずつありますが、その時間は日によって異なります。

P6110012.JPG

仲本海岸では満潮から干潮になるときは、左から右に流れます。干潮から満潮では、右から左に流れます。ただし波が高いときは常に左から右に強い流れが発生します。この他にも様々の要因により、海流は変わりますので、初心者の方は流れの弱い干潮の前後2時間に泳ぐのが良いでしょう。

危険生物

ムラサメモンガラ.JPGムラサメモンガラ
061018 仲本-2.jpgゴマモンガラ

 代表としてはムラサメモンガラとゴマモンガラがあります。繁殖期である6-9月は縄張りをもち、侵入者を追い払おうとします。強い歯を持っているので噛まれると怪我をします。特にゴマモンガラは大きくて危険です。しかし一番大切なのは、パニックになって溺れないことです。このような魚が攻撃してきたら、慌てずに岸に戻って下さい。残念なことに仲本海岸では餌付けする観光客がおり、このような危険な魚が人によってくる場合があります。以前、餌付けをしていた人が指先を食いちぎられた事故もありますので、餌付けはしないで下さい。この他にもオニヒトデ、ウミヘビ、毒貝などもいますが、いたずらをしなければ攻撃してくることはありません。サンゴの中にも毒を持っている種類があります。知らない生物には触らないようにしましょう。

過去の死亡事故

PC210244.JPG 毎年のように死亡事故があります。助かった事例も含めると年間に数回の水難事故が発生しています。原因は様々ですが、少しぐらいならお酒を飲んでも大丈夫、足が着く場所だから安全、折角だから少しでも泳ぎたい、という精神的な油断が多いようです。どんなに注意しても事故はおこります。大切なのは万一に備えてライフジャケットを着用し、2人一組で泳ぐことです。実際にライフジャケットを着用しての死亡事故はありません。

P6090002.JPG

荒天時には安全のために遊泳禁止になります。黒島の消防団が判断して、海岸にある看板で告知しています。黒島では仲本海岸以外で泳がないようにお願いしています。これは事故のときに、自分のいる場所を正確に伝えられないためです。事故でパニックになっていればなおさらです。実際に場所がわからず、救助が遅れたことは何度もあります。仲本海岸には緊急時の浮き輪と担架があり、人も多いことから助けを呼べます。