特定非営利活動法人日本ウミガメ協議会付属

目的と沿革


 黒島研究所の前身である八重山海中公園研究所は、1973年石西礁湖の海中公園区域の管理と利用のために、(財)海中公園センターのもとに設立されました。そして約30年に渡って、ウミガメやサンゴ礁に関する調査・研究を継続してきました。地味ではありますがこのように長期に渡った調査は珍しく、八重山の海の変遷を知る上では貴重なものであります。(財)海中公園センターは2002年3月にその役割を終え幕を閉じましたが、この研究所に限っては各方面から存続の要望が出され、NPO法人日本ウミガメ協議会がその活動を引き継いでおります。そして、2004年に黒島研究所に改名しました。

 来る環境重視型社会の中で、当研究所の重要性は益々高まると考え、社会の要請に敏感に応えていかなければならないと考えています。これまでの調査・研究活動に加え、教育・普及活動への更なる重点化と、研究者や学生の他、一般社会人や子供たちの利用を促すことにより、一層の地域への貢献を目指します。

 NPOが研究所を維持するのは、経済的に大きな負担です。現在のところ公共から支援はありません。豊かな八重山の海洋環境をいつまでも残していくためにも、皆様の暖かいご支援を心よりお待ちしております。






NPO法人日本ウミガメ協議会附属 
黒島研究所 所長 若月 元樹