特定非営利活動法人日本ウミガメ協議会付属

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ボランティア・研修生の声

黒島研究所でボランティアや研修を受けた人を紹介します

ボランティアの募集 研究生の受入について
ボランティア (現在 募集中)
●期間:3ヶ月以上(ご相談に応じます)
●内容:研究所の維持管理(展示物の管理、見学者への案内等)
●募集人員:女性、20~40歳まで1名
※専門学校もしくは大学生の場合は、下記の研修としての受入になります

研修・インターンシップ・学芸員実習の受入
●受入時期:周年
●期間:2週間以上、学校の単位となる実習は学校が必要とする日数。
●対象:専門学校・大学生
※施設使用料として1,500円/日が必要です

詳しくは、お電話かメールでお問い合わせ下さい
電話 0980-85-4341(FAX兼)/ Mail: kuroshima@umigame.org

酪農学園大学獣医学部 小口綾香さん

小口.jpg私はゼミの先生の研究にお供して黒島研究所を訪れました。先生たちが帰った後、私だけ少し黒島に残って研修することになっていましたが、実は嫌々来ていました。そのため、「もう二度と来ることはないので、やらせてください」と余計な言葉を加えながら、様々な経験を積もうとする生意気な私がいました。しかし、誰も怒ることはなく、親身に対応して頂けて感謝の気持ちでいっぱいです。気が付いたら、この島の人や研究所の人たちを好きになって滞在を2週間以上延長してしまいました。誰にも何も言わずに延長したため、大学の先生や友達、親に心配をかけてしまいました。このまま休学して黒島に1年ぐらい残ろうと考えたところ、大学の先生や研究所の所長から大きな雷を落とされてしまいました。2年後、まずは獣医の試験に受かり、後々プロフェッショナルになってこの研究所に戻ってきて尽くしたいと思います。

東京農業大学生物産業学部(オホーツクキャンパス) 山口風花さん

RIMG3069.JPG学芸員実習で黒島研究所にお世話になりました。動機は北に行ったら今度は南だという安直なもの、そして小さな研究所なら色々な仕事をやらせてもらえるかもしれないと思ったことも理由のひとつでした。期待通り、なんでもやれる環境がありました。が、何をやるにも初めてで、失敗ばかりしていました。来て早々、2日目から展示室を任されました。展示物を解説をすることになったのですが、最初は簡単な説明すらできませんでした。今までダラダラと過ごしてきたツケが回ってきたなと思いました。そこからはもう来館してくれた方に見境いなく声をかけ、解説解説解説の毎日を送っていました。上手くなったとは言えませんが、お客さんに分かりやすかった、面白かったよ、と言われたときは嬉しかったです。最初に言われた「数は力」という言葉を思い出します。確かにその通りでした。短い間でしたが、貴重な経験、そして自分に足りないものを沢山教えていただき、北海道からの交通費なんて安い!と思えるほどに得られるものがあったと思います。

麻布大学獣医学部 上村綾萌さん

KIMG1060.JPG私は小さい頃からカメが好きで、ウミガメに関わる仕事に憧れていたので、今回黒島研究所で研修させていただくことにしました。黒島研究所に着き、スーツケース片手にドアを開けると目の前に大きなウミガメがいて、すごく驚きました。ウミガメの採血と生殖腺の確認をしている真っ最中で、何をやっているのかよく分からないままその作業を手伝わせてもらいました。ウミガメを運んだり、保定するのはとても大変でしたが、よい経験になりました。研究所では他にもウミガメ勉強会の手伝いや仔ガメの脱出、ウミガメの死体の解剖などここでしか出来ないことを色々やらせて頂きました。ウミガメに関わることだけでなく、サメを捕まえに行ったり、シュノーケリングをしたり、釣りをしたり、牛の共進会を見に行ったり、館内の掃除から集団生活のことまで一から丁寧に教えてもらいました。私は何をやるにも効率が悪く、仕事も遅かったので、大変ご迷惑をおかけしました。それでもあたたかく見守って頂きありがとうございました。この2週間でウミガメに関わる仕事と島での生活を垣間見ることができて本当によかったです。

九州保健福祉大学 末次果奈さん

RIMG2918.JPG 私が黒島研究所に研修生として来させていただいた一番の動機は、幼少期からウミガメが大好きだということでした。また、将来、何かウミガメに関われる活動をしたいと思っており、自分に何が出来るかを、まずはウミガメ研究の実態を知り、自分に出来ることを見つけよう、というのが理由です。野生のウミガメは見るのも触るのも扱うのも初めてで、右も左もわからないような私でしたが、時には厳しく、そして優しく指導して下さったスタッフの皆さんお蔭で、日に日に扱い方にも慣れていきました。今回、ウミガメの産卵は見ることが叶いませんでしたが、仔ガメの孵化を見ることができ、大変貴重 な体験をさせていただきました。孵化の様子をカメラでモニタリングし、どんな生物が襲っているかを明らかにする調査をはじめ、さまざまな調査に相当な体力を使うことを学びました。未知のものを既知にするために沢山の労力と時間を要することを身をもって実感することができました。長いようで短い期間でしたが、黒島研究所で体験したことは、どれも貴重な経験になり、私のウミガメ人生のおいて大きな糧になることは間違いありません。

琉球大学ウミガメ研究会 ちゅらがーみー 佐久本可奈子さん

DSCN0235.JPG 在沖縄米国総領事館の支援によるプログラムでハワイ研修に参加しました。大学1年の時からウミガメ研究会に所属し、沖縄各地でウミガメの産卵をはじめ、定置網に入ってしまったウミガメの混獲や死体漂着などの解剖など、様々な調査も行ってきました。また、美ら海水族館や黒島研究所において、様々な研修活動などを通して多くのことを見聞きし、経験してきました。今回のお話しも「ある程度経験を積んでいる者を」とのことで、多く研修を受けた順に電話したと伺いました。1年生の時から毎年のように黒島に通って良かったです。そして私より先に電話をかけられた方が電話に出なかった幸運に感謝しています。「ある程度経験を積んでいる」らしい私ですが、今回のハワイ研修で更に色々なことを学びました。ハワイのアオウミガメ研究の第一人者でもあるジョージ・バラーズさんにコーディネートしていただき、オワフ島やハワイ島各地のウミガメに関する様々な場所へ行きました。アオウミガメの繁殖で成果を挙げているSea Life Parkでは飼育員のジョフさんからバスキング(日向ぼっこ)をしたり産卵するために設置している砂浜や展示水槽の工夫を見せていただきました。バックヤードでは飼育している子ガメのストレスを最小限にするために、ウミガメをリラックスさせて抱く方法なども教えていただきました。ハワイ島ではアオウミガメを捕まえ生態調査を行っている学生たちの調査も一緒にさせていただきました。驚いたのは足が浸かるくらいの浅瀬で多くのウミガメを次々と捕まえた。また、ジョージさんはウミガメに関する世界各地で見聞きした興味深いお話からハワイの文化まで本当に様々なことを教えていただきました。自分たちとは違う文化に触れることができたり、世界各地においてウミガメが人々の生活や文化の身近なところにいることを感じ、知ることができました。今回のプログラムで学んだことを後輩たちにも伝え、共有したいと思います。この場をお借りして、ジョージ・バラーズさんを始め、お会いしたハワイの多くの方々、そしてこのプラグラムを支援して頂いた在沖縄米国総領事館に深く感謝申し上げます。

水産大学校 安田 風眞さん

安田.jpgかつて家族旅行で訪れた黒島研究所へ6年ぶりの訪問となりました。私は貝が好きで、水産大学校に入ったものの満足のできる貝がいない海に、ついに我慢の限界を感じ飛び込んだのが今回の事の発端でした。やはり貝の本場沖縄、海へ赴けば私の標本箱には収まっていない貝を見れました。また、通常は6本の突起を持つスイジガイですが、7本の突起を持つ貴重な標本をいただき最高のお土産になりました。欲を言えば、この個体の組織切片まであれば完璧でした。研修中は理想と現実とのギャップに困惑することも多々ありましたが、現実と真摯に向き合い、柔軟に対応していくことの重要性を強く感じました。今回は獣医の先生方によるウミガメの手術に立ち会う機会に恵まれました。正直な話、私はこれまであまり動きのない貝類ばかり扱ってきたので、初めて触ったウミガメの持つ圧倒的な力が恐ろしく、最後の最後までウミガメは恐怖の対象でした。しかし、嫌という程、ウミガメに叩かれ傷を作りながらウミガメという生物に興味を持てたことは、貝ばかりを追いかけてきた私にとって革命的な出来事でした。また、今回の研修を通し、作り上げた偽りの自分ではなく、ありのままの自分を貫くことの大切さを学びました。好きなことがあるならそれを貫き、極める。それこそが有意義な人生なのだと感じました。ひたすらウミガメの計測をした昼、サメを捕りにいった夕方、泡盛とオリオンビールを煽りながら夢を語った夜、毎日がイベントのような日々でした。研修に行ってみたいけれど、その一歩が踏み出せずに悩んでいる方がいるなら、とにかく行動してみることを推奨します。過酷な労働もあるけれど、何か自分の変化を感じられる瞬間が必ずあるはずです。

奈良女子大学理学部 藪田美玖さん

image.jpeg手足に残った擦り傷と島ぞうり焼けが目に入るたびに、黒島での思い出がよみがえってきます。二十歳の夏、わたしは黒島研究所で10日間の研修を受けました。実は私の父も、二十歳の時に黒島研究所へ訪れており、その後もチョウチョウウオの研究のため黒島に長期滞在していました。そんな私の父はいつも、黒島のことを第二の故郷のように語って聞かせてくれました。そのため、私も自然と黒島に親しみを持つようになり、いつか必ず黒島に行こうと思うようになりました。これが、今回の研修に至ったきっかけです。
 黒島研究所に来てみると、そこは父から聞いていたものと少し違っていました。研究所でありながらも、まるで小さな水族館のようでした。初日は完全に来館者の目線でいた私でしたが、明日から生物飼育室を任せると言われ、ワクワクと緊張感が入り交じった気持ちになったのを思い出します。研究所での10日間は、目まぐるしく過ぎていきました。頭と体は、毎日フル稼働です。職員の方には「この労働がクセになる人もいるんだぞ」と聞かされ、いやいやいや、そんな、まさか、と初めは疑っていましたが、しかし、研修を終えた今ならその気持ちが分かります。わたしもそのうちの1人になってしまいました。なんてこった。ですが、この変化も悪くない。与えられた課題に向かって自ら進んで考え行動すれば、確実に自分に返ってくるものがありました。そして失敗から得られた反省ほど、自分を成長させてくれるものはないと改めて感じることもできました。
 島民の方との交流を通して、黒島の伝統と文化を肌で感じることができたのも貴重な経験となりました。島民の方の演奏を聴かせていただけたこともありました。あの三線の軽快なリズムと凛と響く唄が忘れられません。黒島研究所には、親子二代でお世話になりました。次は冬の黒島にお邪魔したいです。ありがとうございました。

首都大学東京 伊美那さん

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夏休みを利用して黒島研究所に研修させていただくことになりました。研修中はウミガメについてだけでなく、研究所で飼育している生き物の世話、黒島の海、社会での一般的なマナーなど様々なことを教えていただきました。肉体労働も多く、ムチャ振りされたりもしましたが、やってみると思いのほか出来る事もあり、何事もやってみることの大切さを学びました。また観光客を対象としたイベントである「ウミガメ勉強会」でも、ウミガメの解説をやらせていただきました。説明は思うようにいかなかったり失敗したりしましたが、何回もやるうちに少しずつ上達することができ嬉しかったです。相手にわかりやすく、かつ楽しんでもらえるように伝えることは難しかったですが、お客さんに楽しかったと言われてやりがいを感じました 。黒島研修を通じて多くのことを学ぶことができましたし、自分に足りていない事がまだまだ沢山あることも実感しました。 長いようで実は短かった研修でしたが、ここでの体験をこれからの生活に活かしていきたいです。

東海大学生物学部海洋生物科学科 安里理沙さん

P3270893.JPG私はウミガメが好きで、これから卒業研究をすることにあたって、ウミガメについて何かできないかなと考えている時に黒島研究所を知りました。そして大学の休みを利用して研修をさせてもらうことになり、まずはウミガメについて知ることから始まりました。研修中はウミガメについて勉強したり、黒島の海を感じたり、研究員の話を聞いたりなど、幅広く体験することができ、五感で学びとれるようなものでした。またウミガメの勉強会でウミガメの見分け方などの説明をする機会があり、相手へわかりやすく伝える難しさであったり、楽しく学べるように配慮するといった大切な事も学ぶことができ自分に何が足りないのかという事を知ることができました。学生も多くて研修中も楽しく、またお互いにアドバイスをするなどとても良い雰囲気の中で研修を受けることができました。黒島の生活から研修、どれをとっても他では経験できないものでした。この経験を大切に今後に活かしていきたいと思います。

高知大学農学部農学科海洋生物生産学コース 内園明日美さん

DSCN1950.JPGあっという間でしたが、黒島に来なければ得られないものがいっぱい詰まった濃い時間でした。黒島研究所では生物飼育室の管理を中心に、コンクリート作業や穴掘りなどの仕事をしましたが、どれも初めて体験することばかりで、毎日が新発見と 反省の連続でした。喜んだり、落ち込んだり、驚いたり…1つ1つ何かを経験する度に価値観や心境の変化を実感しました。その中でも特に、「示されたゴールに自分なりの方法でアプローチする力」が自分には不足していること、そして、それは本や講義で得る知識よりも必要かつ大切なものだということに気づけたことが、実習での最大の収穫だったと思います。例えば、ある時、「水槽をキレイにする」というゴールが示されました。私の目の前には“水槽用”と書かれたスポンジがあったので、素直にそれで水槽の内側をゴシゴシしてみましたが、なかなかキレイになりません。数日後、ふと軍手を目にして(軍手は手にフィットするし指先まで使えるので、擦る際力を入れやすく、四隅や凸凹した細かいところまで掃除できるのではないだろうか……)と考えました。他の実習生の方からも「軍手は色んなこと に使える万能グッズだよ」というアドバイスを頂き、ドキドキしながら実際に軍手をはめてゴシゴシすると……なんということでしょう。スポンジでは 取れなかった垢や苔の汚れがグングン落ちて、本当にキレイになったのです。今までの経験、身の回りにあるモノ、周囲の人の意見など、ゴールに辿り 着く為のヒントはすぐ側にあるのだと実感した出来事でした。私にとって今回の実習は、これからの私生活・大学生活における新しいスタート地点になりました。なぜなら、自分の弱点を再発見出来たと同時に、こ の先進む道を考える上で、やっぱり自分は海や生物と関わっていきたいんだという思いを再認識出来たからです。職員の皆さん、今度は様々な問題にアプローチする方法の引き出しを増やしてから、研究所に来ます!!

岡山理科大学生物地球学部 𨦺口(かなぐち)喜仁さん

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今回の研修はウミガメについて学ぶために『修業』としてきました。「黒島は最高に楽しめるところだ。」と聞いていたので、ワクワクしながら上陸しました。水色に透き通る海の色がとても印象的でした。研究所での研修は、何十キロものウミガメを海から運ぶことや、コンクリート作業など肉体労働が多く、初めの2日間はくたくたでした。しかし、海へ泳ぎに行くことや網を使って魚を獲ることなど、初めての体験がたくさんできて疲れが一気にふき飛びました。ほとんど毎晩、たくさんお話を聞くことができて、とても楽しく充実していました。年越しの流しそばは、外で火を焚きながらで、温かくおいしかったです。都会では出来ない体験を、この場では書き切れないほどできました。研修期間、ほんとうにあっという間でしたが、黒島に来て良かったです。また研修に来るときは、どんな経験できるか楽しみです。

鹿児島大学水産学部水産学科 小林宏至さん

141030_2319~01.jpg黒島研究所で実習をしようと決めた理由は、今まで体験したことのないようなことができる場所にしよう、と考えたからです。実習期間は丁度秋が深まってきた10月の中旬からで、少し肌寒さを感じる場面も多かったです。そんな中、研究所での様々な仕事、例えば展示生物の採集や飼育、ウミガメの標識放流、刺し網の補修、そして台風による強風で飛ばされてしまった軽トラの荷台を牧場から探し出すなど、黒島でしかできないであろう体験の数々に自分は圧倒されました。飼育生物の展示パネルを作成するに当たっての、観覧している人へのわかりやすい表現方法など、今まで意識していてもすぐ忘れてしまうようなことを学ぶことができました。もちろんミスも人一倍しました。特に、博物館の見学者であるお客様への心配りが足りないゆえの大小あふれる様々な失敗は、容易に私の自信を削いでいたでしょう。しかし、それでも研究所での濃密な時間を楽しく過ごせたのは、研究所の方々の率直なご意見やアドバイス、そして黒島の大自然のおかげだと思っています。黒島研究所で学び取ることのできた多くのものを、今後の人生に生かしていきたいです。

日本獣医生命科学大学獣医学部獣医保健看護学科 石橋美波さん

石橋さん.0913.jpg私は単にウミガ メが好きっ!という理由でウミガメと関われるような施設を探していた時に黒島研究所を知りました。ウミガメを飼育している施設なら東京にも水族館がありますが、私はウミガメの産卵地でもある黒島に行って、実際にそこでどのような調査・研究を しているのか直で学びたいと思い黒島に決めました。黒島ではウミガメの飼育、捕獲、測定、標識付け、放流、産卵・ふ化調査、解剖、勉強会など様々なことを経験し、多くを学びました。飼育・調査・解剖はウミガメの生態、現状を学び自分の知識をより深めることができました。勉強会は一般の観光客の方にウミガメという生物に興味を持ってもらえるようお話するのですが、ただ知識を伝えるのではだめなこと、話し方や表現に気を付けて伝えるようにすることを学びまし た。また、他に研究所で年齢や経歴が様々な人と一緒に生活したり、島の人と交流したり、観光イベントの企画に携われたり、とても貴重な経験ができました。3週間という短い期間でしたが 毎日楽しく、充実した実習ができました。また研究所に来ます!

長崎大学水産学部1年生 矢野遼太さん

IMGP2109.JPG海洋生物に興味がありウミガメについての研究を行っている施設を探していたところ、この黒島研究所に出会いました。長崎から単身、見知らぬ島に向かうということもあり、初めは緊張と不安がありました。しかし、研究所には多くの学生が実習や研修に来ていて、温かく迎え入れてくれました。黒島研究所は大自然に囲まれていて天の川や流れ星を見たときは心の底から感動しました。研究所ではウミガメの身体測定やタグ付けをさせてもらったり、ヘビの解剖などを見させてもらったりしました。生物飼育室の魚たちの水槽掃除や餌やりなど他にも様々な業務を手伝わせていただきました。業務だけでなく、他の研修生との生活で他人への気配りなども学び、普段の生活では知りえなかったことに気付ける良い機会となりました。研究所での生活は毎日が新しいことの連続でした。何よりも楽しい時間を過ごせ、とにかく時の流れを速く感じました。研究所職員や学生の皆様、本当にお世話になりました。あれもこれも教えて欲しい、という思いで能動的に行動すればどんなことでも教えてくれる皆様のことが大好きです。今回の黒島訪問によって得られたことをただ思い出の一部にするのではなく、今後の生活に活かしていきたいと思います。

東京海洋大学海洋学部海洋生物資源学科 早川雄飛さん

早川さん.0818.jpg黒島研究所には以前にも研修に行きていました。学芸員実習をするにあたり、一般的な博物館では面白くないと思い、この夏に実習生として再訪しました。前回とは異なり博物館の展示の作成や解説、展示用生物に関する仕事を多くさせていただきました。展示の作成ではウミガメやイルカ、ヤシガニの標本を作りました。これらの標本を作成するときは体のつくりや骨の配置、除肉作業に関して非常に神経を使います。私は以前、ウミガメの骨格標本を作成する機会がありましたが、今回ほど気をつかうことがなかったので、とても苦労しました。しかし、時間をかけて隅々まで観察することで、骨格の配置や形の意味など多くのことに気づくことができたので、今後の卒業研究で役立てたいと思います。展示の解説では知識よりも言葉使いや表現の方が重要であり、伝えることの難しさを知りました。私は解説するときに難しい言葉や専門用語を使ってしまうことが課題であると気づきました。展示用の生物を自分で採集することで、その生物に対する理解が深まり、見学者にもその生物の面白さを伝えられるようになったと思います。文献や図鑑の情報も参考になりますが、フィールドで得た経験はなによりも強い武器になります。このことは常に意識していきたいです。黒島研究所では社会人としてのマナーや学芸員として必要な能力が鍛えられただけでなく、東京の博物館や水族館ではできないような様々な経験ができました。また、いろいろな人が研究所に訪れるので、多様な考え方も学ぶことができ、本当に良かったと思います。お世話になった研究員さんや実習生のみなさん、本当にありがとうございました。

甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科 前田美穂さん

R0010459.JPGウミガメや生き物などを専攻していない私ですが、神戸では出来ないことを黒島で体験したいと思い、黒島研究所でお世話になりました。島民の方々は優しく気さくな方が多いため、島民の方々と接するうちに物凄く考え方が変わりました。研究所でお世話になるのは2回目ですが、毎回さまざまな体験を通じて多くのことを得ることができます。牛まつりの日に合わせた特別企画「サメ釣り体験」を担当をさせて頂いたおかげで、サメの種類や性格などを学ぶことができました。一般の団体観光客の方々と一緒にウミガメの勉強や放流、島内観光や伝統文化を体験、効率の良い段取りの進め方など、多くの事を学びました。研究所では年齢や専攻が異なる人たちと時間を共有することで、多くの価値観があることを学ぶことができます。中でもナマコを研究している方のおかげで、ナマコに対する苦手意識は無くなり、むしろナマコの能力の高さに驚き素晴らしい生き物だとさえ思えるようになりました。「オオイカリナマコの表面には骨片が露出しており、それがイカリのような形をしているので触ると指に引っ掛かる」ことを教えて頂き、実際に顕微鏡で観察し自分の眼で骨片の形を確認した時は、とても感動しました。クジラの骨格標本を作成しておられる方も滞在しており、間近で標本作りを見て実際に手伝うことで、生物の死後でも綺麗に残すことができる標本や剥製作りに魅力を感じ、自分も作ってみたいと興味を持ちました。黒島での日々はたいへんなことも多いですが、その分学ぶことも多く充実感も大きいです。4年間ある大学生活を平凡に過ごすだけでは得られなかった貴重な経験を、今後の卒業研究や自分の人生に活かしたいと思っています。また、大学の休暇を利用して来ます。

東京コミュニケーションアート専門学校1年 間中知美さん

IMGP2485.JPG私は最初この黒島研究所があること、黒島が何処なのかも知りませんでした。それを知るきっかけとなったのが、ウミガメへの関心からでした。短い冬休みの間、なにか自分なりに経験値を増やしたいと考え、この黒島研究所へ研修に来ることを決めました。ウミガメのこと、ウミガメと人との関わり方や産卵地としての研究所の役割を学ぶことが出来ました。研修中にはウミガメの測定やタグ付けした後に放流したり海岸での調査など、重労働もありましたがそれ以上に楽しいと思える研修でした。離島での生活は一生のうちにできないような貴重な経験ばかりで、約2週間という短い期間でしたが非常に内容の濃い充実した日々でした。研究所のスタッフさん、厳しく時には優しく指導していだだきありがとうございました。

岐阜大学応用生物科学部3年 吉田智幸さん

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 実習中、岐阜という海に面していないところからどうして来たのかをよく訊かれました。黒島に来るきっかけとなったのは大学のインターンシップ制度があったからです。インターンシップについて調べていたとき、この研究所と黒島を初めて知りました。そして一目見て「ここだ」と感じ、黒島研究所に行くことに決めました。黒島ではウミガメのふ化調査や生物採取、ビオトープ作りなど普段の生活ではなかなかできないことを行い、また島の伝統行事の見学、黒島の人たちや研修に来ていた他大学の人たちとの交流など、貴重な体験をすることができました。大変な仕事もいくつかありましたが、その分やりがいがあり、それらをこなすことで自分が心身共に大きくなったと確信しています。また、楽しい仕事が多くあり、特に元々海が大好きな私にとって海での調査は楽しみでしかなく苦になることはありませんでした。そして実習期間の最後には何もかもを楽しんでいました。私は黒島におよそ一ヶ月滞在しました。最初は長期間だと思っていましたが、黒島で生活してみると、あっという間に時間が過ぎていました。帰る直前はまだまだやり足りないことがたくさんあり、もっと滞在するべきだったと正直後悔しました。きっと海が恋しくなると思います。そのときはまた黒島に行きます。

藤田保健衛生大学医学部1年 優谷真理さん

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私は一度大学を卒業し、社会を経験しました。その生活の中で少しずつ離島、僻地医療に関心を持つようになり、そして、人生の賭けに出ました。会社をやめて医者の卵となったのです。大学院でウミガメの研究をしていた頃に存在を知ったこの黒島で、島独特の死生観の研究をしたいという衝動に駆られました。そして、この夏、思い切って飛行機のチケットをとったのです。沖縄には、独特の葬儀の仕方、死生観、離島ならではの死の迎え方、捉え方、そして独自の葬儀文化があります。私は島のオジーやオバーにいろんな話を聞いて、記録として残したいと思いました。黒島に来た当初は、これまでの人生では経験したことのない生活に、とまどい、慣れるのに必死でした。それでも島の皆さんは、本当に優しく、調査も快く受け入れくださり、たいへん貴重なお話を聴かせて頂くことができました。いつも笑顔、心からのもてなし、そんな島の人の姿にも、心が洗われる気がしました。また、黒島婦人会と研究所が共催した「黒島ナイトミュージアム」では伝統的な島の踊りも経験させて頂き、一生の思い出となりました。黒島のみなさん、大変お世話になりありがとうございました。また、いきなり飛び込んでしまった私を快く受け入れ、聴き取り調査の仕方を一からご指導して下さり、自然のすばらしさを教えてくださった研究所の皆様、本当にありがとうございました。まだまだ心残りなことばかりです。また来ます!

沖縄ペットワールド専門学校 永井規子さん

IMGP1097.JPG 元々は他の場所への実習を希望していたのですが、人が多すぎて受け入れが出来ないと言われました。次に希望していた所もあまりよい雰囲気ではありませんでした。そんな時に友達から「また駄目だったら、一緒に黒島研究所行ってみない?」との誘いがきっかけでした。自然や魚、動物に興味があったのと、離島に行ってみたいという気持ちから「よし、行ってみよう!」と思い次の希望先の結果が出る前にこちらへの実習を希望しました。実習の中で心に残ったことはたくさんあります。夜から海へ行き調査を行ったり、ヤシガニの住んでいるところを案内してくださったり島ならではの石垣作りしてみたりと貴重な体験ばかりさせてもらいました。黒島の伝統芸能でヤシガニを捕まえる踊りで使用するためのヤシガニ探しにも同行しました。暗くて少し恐怖心もあったのですが洞窟で5~6匹のヤシガニを見つけた時にはその恐怖心は自然となくなっていました。研究所のお手伝いをする中で、魚の見分け方を教わり海へスノーケリングをするため泳ぎにつれて行ってもらうこともありました。黒島の海は自然のままありのままの姿でとても綺麗な海でした。私が一番驚いたのは潮のひいた海を歩いている時、イソギンチャクと可愛いクマノミを見つけたことです。もう少し深いところに住んでいると思っていたので驚きました。黒島はとても素敵な場所で自然が綺麗なだけでなく、島の皆さんがとても温かく優しい方ばかりで、気さくに話しかけてくれました。何かイベントがあると島の方々も一緒になって盛り上げていました。皆が支え合って生活している黒島、最初は場所も知らなかったのですが、たった2週間で大好きな場所になりました。研究員の皆さんや他の実習生のおかげで毎日楽しく笑顔で過ごすことが出来ました。短い期間だったのですがたくさんの経験をさせてくださり本当にありがとうございました。最後に、実習に行きたいなぁと考えている方、ぜひ来てみてください!自分の動き次第で貴重な体験をする事が出来ると思います!

琉球大学観光産業科学部 金城奈美

P9200290[1].JPGここに来るきっかけとなったのは、ゼミの先生からの紹介でした。黒島の位置や黒島研究所の存在も知りませんでした。まだ訪れたことのない島へ行ってみたいという衝動と、ウミガメや他の生物たちとのふれあいといったような、普段の生活とは違った体験がここではできるはずだと思い、ここに決めました。研究所に到着してすぐ、調査に同行させてもらって、思ってもみない事の連続でした。最初は何をやるにも余裕がなかったけど、仕事を覚え、いろいろ任されるようになり、また他の研修生とも交流が深くなっていくうちにつれ、毎日すごく楽しくなりました。研修中一番心に残っている事は、西の浜での調査です。まだヌルヌルとした真新しい卵を見た感動で、大きい喜びを感じました。卵の孵化率調査等をあわせて、貴重な体験をさせていただいたなと思います。研究所以外のところでは、島の人たちとの交流が楽しみとなっていました。 人口の少ない島ならではの住民の強いつながりを感じ、車のすれ違う時は笑顔で挨拶してくれたり、道で会った時は気さくに話しかけてくれたり、島民の温かさを感じました。観光を学んでいる私にとって、島の人たちとの交流の中でそのホスピタリティを学ぶ事ができたと感じています。島を訪れた観光客にとって、その魅力に、島の自然環境だけでなく、島民の温かさをきっとあげると思いました。

九州大学博士(文学) 荻野千砂子さん

PC304955.JPG 島の桟橋で「ワーリタボーリ」(意味:いらっしゃいませ)と初めてみたときから、ドキドキしました。私は、日本語の歴史的な移り変わりについて勉強しています。「ワール」ということばが与那国にあるのは知っていましたが、八重山にもあるのだと知って、黒島にやってきました。約400年前に琉球王朝で編纂された『おもろさうし』という歌謡集があります。沖縄に残っている古い資料の中でも、かな文字で書かれたものとして貴重な資料です。この資料の中に、「いらっしゃる」「~していらっしゃる」という意味で「オワル」がたくさん出てきます。しかし、現在沖縄の本島には「オワル」は残っていません。八重山の石垣や西表に「オールン」があることは分かっていて、おそらくこれは琉球で昔使われた「オワル」ではないかと言われていました。今回、黒島や小浜や波照間にも「ワール」があり、意味が目上の人へのあがめの言葉として使われていることがわかり、間違いないのではないかと思います。琉球では「オ」の音が「ウ」になりますので、「オワル」が「ウワル」となります。石垣では「ウワ」の音が「オー」になるようです。那覇の「ッウワ」(豚)は、石垣では「ッオー」(豚)となっています。だから、「ウワル」も「オール」となっているわけです。黒島・小浜・波照間・与那国では「ウワル」の最初の「ウ」の音が弱くなって、「ワール」となったのでしょう。約400年前の琉球王朝のことばが、今もなお使われていることに感動します。大切な島のことばですね。昨年の9月と12月に、みなさんに島のことばを教えてもらうことができました。公民館長をはじめ、島のおじーやおばーたちに感謝しています。本当にありがとうございました。これからも黒島に行きたいので、また島のことばを教えてください!

北海道大学獣医学部 大塚沙織さん

飛び込み.jpg 私は小学校の頃から環境に関わる仕事がしたいと思っており、環境の分野の中でも野生動物の保護や研究に興味がありました。獣医学部に入学し、昔から好きだったウミガメを卒業研究のテーマに選びました。獣医学部生でウミガメの研究というと大半の方に『変わっているね』と言われますが、冬休みと春休みを中心に黒島に滞在し、オスのアオウミガメが未性成熟から性成熟に達し、繁殖に参加するまでに、外部や内部生殖器にどのような変化が起き、その変化は甲羅の大きさとどのような関係が見られるかということについて研究しています。この研究を通じてまだわからないことの多いウミガメという生物の生態を学んでいけたらと思っています。黒島は時間がゆっくりと流れつつも、1日1日があっという間に過ぎるそんな不思議な感じがします。 黒島での生活も冬休み期間中の滞在を合わせると1ヵ月を超えました。牛まつりにも参加し、研究所の『ミニミニ水族館』を訪れた多くの方々と交流することができました。次回の来島時期はまだ決まっていませんが、つなぎに長靴姿の学生が研究所内を歩いていれば、それはきっと私です。ウミガメ協議会をはじめ、島の方々にもお世話になることと思いますが、よろしくいお願いいたします。うみがめ~る第6号より抜粋

早稲田大学第一文学部人文専修 前森智香子さん

顔写真.JPG 「なんでこの研究所に来たの?」研修期間中、多くの人が不思議そうな顔で私にこの質問を投げかけてきました。平安座島出身で海人の祖父母を持つ私は、昔から海が大好きでした。文系に進んでしまってからも変わらず持っていた海への思いと、黒島に行ってみたいという好奇心。さらに独特の文化を持つ黒島で卒業論文のテーマを探せたら一石二鳥、いや三鳥だ!という気持ちから研究所への研修を申し出ました。そんな軽い気持ちで訪れた黒島は、私の予想と期待をはるかに越えていました。水槽掃除、動物への餌やり、浜歩きは海好きにはたまらなく楽しいものでした。しかし、それ以上に楽しかったのは黒島の方々の生き方、考え方に接したときです。住民の方が何気なく発した言葉に文化や伝統の重みをひしひしと感じ、身近にあり、見落としていたものに気付かされました。大げさでなく、全てが私の今後の生き方に大きく影響するような体験ばかりでした。この感動を書き表せそうにもないのでこのへんでやめておきます。最後になりますが愛がある(と信じたい)辛口で知識だけでなく、「考える」という機会を与えてくださったり、状況を無視して質問ばかりする私に、時にめんどくさそうな顔をしながらも丁寧に答えてくださった研究所の皆さま、そして黒島のみなさん、1週間という短い期間でしたが、どうもありがとうございました。

三重大学生物資源学部 青木 至 さん

2007_04070039[1]..jpg 春休み、この2ヵ月もある長い休みを無駄に過ごしたくないと思い、約1ヵ月、さらにその時黒島の魅力にはまり、夏休みにも約3週間、この黒島研究所に研修させてもらいに来ました。最初、黒島研究所に来ようと思ったきっかけは、大学のサークル『かめっぷり』の後輩の薦めなどがあり、この島へ来ました。研究所ではウミガメについての知識を増やす事と研究所のお手伝いをするという事で、ウミガメの解剖、砂浜の測量、生物採集など、数多くの貴重な体験をさせてもらう事が出来ました。島の方々と交流させてもらう機会も多くありました。春はビジターセンターの草刈りや学校の先生の送別会、ソフトボール。夏は台風の時の卓球大会などいろいろな行事に参加させていただき、本土とは違った文化や島の方の莫大なエネルギーに触れる事ができ、島での生活がとても楽しいものとなりました。最後にご指導してくださった方々、親切にして下さった方々、本当にありがとうございました。まだまだ黒島でしてみたいことは残っているので、再び黒島に行った際はよろしくお願いします。

文京学院大学共生社会学科 河野由佳さん

P8062473.JPG 大学のインターンシップ制度がきっかけで、インターネットで調べている内に、『黒島研究所』を知り、約3カ月の間、黒島に滞在しました。研究所ではウミガメをはじめ、黒島の生物を多数飼育していました。私が鳥嫌いを訴えたところ、インドクジャクの世話は免除されました。安心したのもつかの間、サキシマハブを取り扱う作業では泣いてしまったりしましたが、夏休み中に毎日のように研究所にお手伝いに来てくれた島の男子中学生のおかげで助かりました。アオウミガメとタイマイの産卵やふ化の場面に立ち会うことができました。タイマイの産卵は珍しいらしく、貴重な経験をさせて頂きました。研究所での数ある仕事(雑用?)のなかでも、いろんな人に出会うことが出来る、研究所だよりの配布が一番楽しかったです。婦人会のバレーの練習に参加したことがきっかけとなり、たくさんの島の行事を手伝わせていただきました。公民館歓迎会・竹婦連・味噌づくり・運動会・豊年祭・・・。行事の度に島の踊りに衝撃を受けました。そして、どの行事でも青年会や婦人会の皆さんの活躍ぶりに感動しました。3ヶ月は、あっという間でした。今回、研究所で鍛えられたおかげで、これからは少々の困難でもぶつかってゆく勇気ができました。島の皆さんのように優しく、強く、大きな心をもった人になりたいと思いました。感謝の気持ちでいっぱいです。3カ月の間、本当にありがとうございました。